こんにちは。
名古屋市千種区にあります眼科東山公園クリニックです。
今回は医療スタッフがブログを担当致します。
梅雨に入ってじめじめ蒸し暑い季節となり、今盛んに行われているお弁当などのテイクアウトも、食中毒に注意しなくてはならないという注意点が増えました。
猛暑に向けてエアコンをつけながらの換気も大変そうですよね。
新型コロナウイルス感染症の影響で、仕事面や収入面で大変な思いをされている方々のニュースをよく目にします。
大変な思いをされている方々は沢山いるもので、違った視点からもお伝えしたいと思います。
まずは耳👂が不自由な方々。
手話で会話されるので、影響がないと思われがちですが、実は手話は手🤲の動きだけではなく、顔の表情も非常に重要です。
それが今はマスクで顔の半分以上が隠れてしまっているので、分かりづらい伝わりづらいという問題があります。
更には唇👄の動きを見て相手が何を言っているのか判断する読唇術を頼りとしている方もいるので、これもまた今はマスクで困難となっています。聴覚障害者向けの口元が見える透明マスク、対話用マスクというのも地域で活動が起こっていて作られているようです。こちらはあくまでも簡易的なもので、常用するものではないそうです。
筆談という手段がありますが、これは相手との距離が近く不安が残るとの事です。
次に感覚過敏の方々。
知り合いに感覚過敏や感覚鈍麻の人がいるのですが、中でもここでは触覚過敏について。
この方々はマスクをすること自体が困難な場合があります。どこへ行くにも「マスク着用で😷」というのが当たり前となってきている中、触覚過敏の方々は健常者が何とも感じないようなものが、当人にとってはとてつもなく苦痛な場合があります。
例えば、私達が心地よいと感じるシャワーを浴びるという行為、これが触覚過敏の方々には針に刺されているような苦痛であったります。
風が肌に触れるのが苦痛で、台風や強風の日に苦労している方もいます。
このように、少しの刺激が当人にはとてつもない苦痛でマスクが着用できないという事があります。
そして眼が不自由な方々。
弱視であったり、その他視覚障害者🧑‍🦯は買い物時に物を触って判別します。
ただ、現在の状況として、特に食料品🍎に関してあれこれ触るという行為は嫌な目で見られてしまう行為となります。
また見にくいが故にソーシャルディスタンスも把握しづらいです🙂⬅️➡️🙂
また10万円の定額給付金の書類も点字仕様ではなく、自ら記入するのが困難な状態です。
テレビで放送されていましたが、買い物代行や書類記入の代行自体もヘルパーはしてはいけないそうです。
ですが、今回のコロナの件は異例の事態で、先月や先々月から買い物代行や書類記入の代行も可能になったとの事でした。しかし書類自体に印がなければ、中身が何かも分からず破棄してしまう可能性があるとの事でした。
まだまだ他にももちろん大変な思いをされている方々はいらっしゃいますが、ここでは一部を取り上げました。
今は誰もが大変な時ですが、そんな時だからこそ、御理解と御協力をよろしくお願い致します。どうか一人一人あたたかい心を持って助け合っていけたらと願うばかりです。