こんにちは。名古屋市千種区にあります、眼科東山公園クリニックです。今回のブログ担当は院長の武田🎀です。

皆様は白内障手術の際に使われる眼内レンズにどんな種類があるかご存知ですか??

アクリル製?色付き?透明?単焦点?多焦点?乱視矯正?と色々な種類があります。

誰しもが白内障になる可能性がありますし、白内障により見えにくくなってきた際には、白内障手術を行い眼内レンズを挿入することがあるかと思います。

その際今まで保険適応になるのは単焦点眼内レンズのみで、多焦点眼内レンズは先進医療となり自費での支払いとなっておりました。

この多焦点眼内レンズですが、4月1日から選定療養となりました。具体的には白内障手術費用は健康保険の適応になり、多焦点眼内レンズの費用とそれにかかる検査費用が自己負担へと変わりました。また、手術前後の診察、検査、薬代も保健適応です。

単焦点眼内レンズはピントが合う場所が1ヶ所のみのため、遠方にピントを合わせた場合は手元を見る際に老眼鏡が必要になります。

一方多焦点眼内レンズは遠方と近方の両方にピントを合わせられる2焦点の眼内レンズや、2焦点に中間距離にも焦点を持つ3焦点眼内レンズもあります。

メリットが大きい多焦点眼内レンズですが、単焦点眼内レンズに比べ見え方の鮮明さは劣る場合があり、夜間の強い光(対向車のヘッドライト等)を見たときに光を眩しく感じたり、光に輪がかかって見たりする場合もありますので、多焦点眼内レンズを選択される際には、メリット、デメリットを考慮しておくと良いと思います。

白内障手術を受けようか、どうしようか・・・悩んでいる方は多くいらっしゃいます。

少しでもその悩みに寄り添える事が出来たらと思いますので、お気軽にご相談ください。