こんにちは。名古屋市千種区にあります眼科東山公園クリニックです。今回のブログは医療スタッフが担当いたします。

 

夏休みに入り、プールや海で夏を楽しむ方も多いと思います。
ただ、目を守るために気をつけなければならないこともいくつかあります!

 

まずプールに入る前には、感染症を防ぐためにも目に異常がないかを確認しましょう👀

今月の院内だよりでも紹介している『はやり目(流行性角結膜炎)』などのウイルス性の結膜炎は感染力がかなり強いため、プールで感染が拡大してしまう可能性があります。

・結膜(白目)が充血している
・めやにがたくさん出る
・瞼が腫れている
・ゴロゴロした目の痛み

などの症状がある場合は感染を広めないためにもプールに入るのは控えましょう。

 

またプールの水には、水の衛生状態を保ったり、細菌やウイルスなどの感染症を防いだりするために塩素剤が含まれています。
しかし塩素自体が目に影響を与えることもわかっています。
塩素が含まれている水中で長い時間目を開けていると、その後に充血や痛み、乾燥などの症状が出ることがあります。
プールに入る時はできるだけゴーグルを使用して塩素から目を守りましょう。

 

そしてプール後の目の洗いすぎにも気をつけましょう。
水道水による洗眼によって、プールの水の不潔物は洗い出されますが、水道水に含まれている塩素によりかえって角膜に傷をつけたり、角膜表面にある涙を目の表面に均等に定着させる粘液(ムチン)を障害してしまったりする可能性があります。
水道水で洗眼する場合は数秒軽く洗い流す程度にしましょう。

 

最後にプールを出た後に使用するタオルなど肌に触れるものは必ず自分のものを使用して、共有や貸し借りは避けましょう。(※はやり目などの感染症を広める原因になります)

 

大切な目を守るために十分に注意をして夏を楽しんでくださいね!😊

 

8月以降さらに暑い日が続くと予測されますが、こまめに水分補給をして熱中症などお身体に気をつけてお過ごしください🌻